マーケターのためのマーケティング情報データベース

デジタルマーケティングの知識を発信するブログ

Webサイトの集客で覚えておきたい5つの方法

公開日: 更新日: カテゴリー:

Webサイトはデジタルマーケティング施策の中でも特に重要な役割を果たしますが、見てもらえなければ効果を出すことができません。Webサイトを多くのユーザーに見てもらうためにはどうすれば良いのでしょうか。今回は無料で出来る集客方法から有料の集客施策まで、Webサイトにユーザーを集客するための方法を5つ紹介します。


1. SEO(検索エンジン最適化)


Google – https://www.google.co.jp/

Webサイトを作る段階から意識をしておきたい集客方法がSEOです。SEOとはSearch Engine Optimizationの略で検索エンジン最適化を意味します。GoogleやYahoo!といった検索エンジンにWebサイトを最適化し、検索結果で上位に表示されることにより、ユーザーの目に触れる機会が増えるため、サイトにアクセスしてもらう確立が高くなります。

検索結果で1位に表示された場合のクリック率は約20%〜30%と言われており、上位に表示されるほどクリック率が高くなり、流入が増加します。

多くのユーザーが検索するキーワードはビッグワードと呼ばれており、検索回数が多いことから、上位に表示されれば多くの流入が見込めますが、ビッグワードには競合となるサイトも多く、上位表示される難易度も高いです。月間の検索ボリュームはGoogleが提供するキーワードプランナーでおおよその数を知ることができます。

SEOの利点は検索上位を獲得し続けることができれば、コストをかけずに継続的な流入が見込めることです。一方で検索エンジンに依存することになるため、何かのキッカケで検索エンジンから低評価を受けた場合、急激に流入数が減るリスクもあります。

1.1. 取り組み方

SEOには様々なテクニックがありますが、最も大事な考え方は良質なコンテンツを用意することであり、これ以上のSEO対策はありません。検索キーワードに対して、検索エンジンから最も適切なコンテンツだと判断されることで検索上位を獲得することができます。

1.2. 費用

自分でコンテンツを用意する場合、SEOに費用は必要ありません。例えばブログを立ち上げ、定期的に記事を更新するだけでも徐々にアクセス数は伸びていくはずです。一方で専門的な知識が必要なコンテンツや、コンテンツを作成する時間を節約したい場合は企業に依頼することもできます。

SEOを含むコンテンツマーケティングを得意としている企業は専門知識を持ったライターとのコネクションやコンテンツのディレクション、基本的なSEO対策を実施したWebサイトの制作まで、コンテンツ制作を一括で担当することができます。

参考 : コンテンツマーケティング会社 | 企業データベース | Choicely

2. デジタル広告


Facebook広告 – https://ja-jp.facebook.com/business/products/ads

費用を支払えば必ずユーザーを集客できる方法がデジタル広告です。デジタル広告にはGoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に表示されるリスティング広告や、様々なサイトにバナーや動画を掲載できるディスプレイ広告、FacebookやInstagram、Twitterといったソーシャルメディア上に表示されるソーシャルメディア広告などがあります。

デジタル広告の利点は各広告の特徴や仕様を理解して出稿することで、年齢や性別、趣味趣向などの属性で配信するユーザーを絞り込み、狙っているユーザーを効率よく集客できることです。しかし、ある程度の集客を見込むためには、一定の広告費用が必要になります。

2.1. 取り組み方

Googleが提供している広告出稿サービスのGoogle AdWordsや、Facebook広告Twitter広告などは個人や自社でアカウントを契約し、広告を出稿することができます。これらの広告は運用型広告と呼ばれており、広告配信結果を見ながら、入札方法を変更するなど、運用を行うことで効果を高めることが可能です。

また、デジタル広告の出稿を専門としているメディアエージェンシーに依頼することで、目的に合わせて適切なデジタル広告の選択から、運用まで一括して依頼することもできます。

2.2. 費用

デジタル広告の課金形態はサービスによって異なり、クリックされたタイミングで課金されるタイプや、表示されたタイミングで課金されるタイプ、一定の期間中は表示が保証されるタイプなどがあり、月額数千円から利用することもできます。

使える予算が少額な場合は、個人や自社で運用型広告を利用して出稿することがおすすめですが、ある程度の予算を確保できる場合は、選択するデジタルメディアや運用手法で効果が大きく変わるため、専門知識やスキルを持ったメディアエージェンシーに依頼することをおすすめします。

参考 : メディアエージェンシー | 企業データベース | Choicely

3. ソーシャルメディア


Twitter キリンビバレッジ – https://twitter.com/Kirin_Company

多くの人が利用しているFacebookやInstagram、Twitter、LINEなどのソーシャルメディアはWebサイトへの集客にも利用することができます。各ソーシャルメディアでアカウントを作成し、定期的に投稿を行うことや、フォロワー数を増やすことで、投稿を目にする機会が増え、投稿にリンクを含めることでWebサイトへの流入が期待できます。

ソーシャルメディアは影響力があるインフルエンサーと呼ばれるユーザーに取り上げられることで拡散され、一時的に大きな流入が発生する可能性もありますが、コントロールすることは難しく、運の要素も大きいです。また、投稿内容によっては炎上する場合もあり、ブランドや企業のイメージを毀損してしまう可能性もあります。

3.1. 取り組み方

ソーシャルメディアのアカウントを作成するだけで始めることができますが、定期的に投稿を行い、ファンを増やすことが重要です。各ソーシャルメディアで同じ内容を投稿する場合でも、Instagramでは写真を重視するなど、ソーシャルメディアに合わせたクリエイティブで投稿することも大事になります。さらに自社の商品やブランドに関わる投稿をしているユーザーとコミュニケーションを取ることで、好意度を高めることもできます。

このようにソーシャルメディアアカウントの運用には手間と時間がかかります。時間を取ることが難しい場合はソーシャルメディアマーケティングを得意とする企業に運用を依頼することもできます。

3.2. 費用

SEOと同じく、個人や自社でソーシャルメディアアカウントの運用を行う場合の費用は必要ありません。一方でソーシャルメディアアカウントの運用を依頼する場合は、月額での運用費用が必要になります。

4. 外部サイトからのリンク


Wikipedia マクドナルド – https://ja.wikipedia.org/wiki/マクドナルド

昔ながらの方法ではありますが、外部サイトにリンクを貼ってもらうことは現在でも集客に大きく寄与します。多くの外部サイトと繋がることで、Webサイトへの流入が期待できるでしょう。

しかし、集客したいWebサイトと関連性のないサイトからリンクを貼ってもらうことには意味がなく、SEO的にペナルティを受ける可能性もあるため、避けたほうがよいです。関連性の高いサイトからリンクを貼ってもらうことは集客的にもSEO的にも大きな効果を発揮します。

4.1. 取り組み方

外部サイトからリンクを貼ってもらう方法は数多くあります。例えば、外部メディアやブログに記事を起稿したり、ランキングサイトなど、ディレクトリ型のサイトに登録すること。また、Wikipediaなどのサイトに自社の説明ページなど、意味のある記事を追加したり、プレスリリースの配信、関連性の高いサイトに相互リンクを依頼するなどでが考えられます。

4.2. 費用

取り組み方にもよりますが、基本的には費用は必要ありません。

5. オフライン

意外と忘れがちな方法がこれまでに紹介したデジタル上での方法ではなく、リアルなオフラインの場での集客方法です。

口頭で知人にWebサイトを紹介するなど、URLを伝えることができればインターネットから誰でもWebサイトにアクセスできます。オンラインでの集客に比べて、オフラインの場で繋がっているユーザーとは親和性が高い場合が多く、Webサイトにアクセスしてもらうことで関係が更に深まることが期待できます。

5.1. 取り組み方

URLを載せることが可能な印刷物などには出来る限り掲載することが重要です。名刺やチラシ、カタログやパンフレット、店舗や施設を運営している場合は店内のポスターなどにURLを載せても良いと思います。また、URLだけではなく、QRコードにすることでURLが長い場合でもアクセスするハードルを下げることができるでしょう。

5.2. 費用

現在の印刷物にURLが掲載されていない場合は、印刷費用がかかります。しかし、印刷物を制作するタイミングで一緒に載せることが出来れば、費用は必要ありません。


以上Webサイトの集客方法を大きく分類して5つ紹介しました。これらの集客方法を活用してWebサイトに集客するだけではなく、Webサイトを訪問したユーザーに商品の購入や会員登録など、どのような行動をしてもらいたいのかを同時に考えることが重要です。

今回紹介した集客方法は個人や自社で費用を掛けずに試すことができる方法もあるので、まずは気軽にできる方法から試してみてはいかがでしょうか。


デジタルマーケティング関連企業を集めています

Choicelyでは日本でデジタルマーケティング関連の業務を行っている様々な企業をまとめたデータベースを運営しています。よろしければ合わせてこちらもご覧ください。

マーケティング企業データベース

この記事をシェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

ABOUT CHOICELY KNOWLEDGE

デジタルマーケティングに関連する知識を発信しているブログです。

個人でデジタルマーケティングに取り組んでいる方から企業の担当者、これから学びたい方まで、デジタルマーケティングに関わる全ての人に役立つ様々な知識を届けることを目標としています。